見習い占い師さんの話3
1:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:37MYgF3iqV0
スレタイ通り、みえない人と同居してます。アマチュア霊能者です。

普段はロム専ですし、スレを立てたのは初めてなので、緊張気味です。

同居中なのは、過去世でのわたしの子供たちと、巫女さん時代仲良くなった精霊さん、
犬二匹(兄妹)、お話できる守護霊さまが一人です。生きてるのは金魚と彼氏とわたしくらい。

大きいお話なので理解しがたいかもですが、読み物程度に聞いてもらってOKです。
信じてもらえたら嬉しいです。
2:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:38MYgF3iqV0
とりあえずスペック。


長女(生前は明治生まれ)
過去世では、東ローマ時代?くらいに、歌手として都会へ旅立ったわたしの故郷の親友だった。(おそらく今でいうブルゴーニュのあたり)
その後の生まれ変わりでは、ヨーロッパにて末娘と姉妹だったり、
江戸時代日本で商人との間に末娘を授かったりしていた。
明治に生まれ変わったときにはわたしの娘。末娘を身籠っていた。
貿易?か何かで設けた家の当主に、京都で養われていた。
明治の女性だけあって、明治天皇の猛烈なファン。
趣味は料理。娘にはめっぽう甘い。時折核心をずばりとついて相手を黙らせる。
推定年齢十六才。


長男(生前はインド、プラティハーラ朝末期)
一番古いと思われるわたしの過去世ではわたしの遺志を継いで大物妖怪と戦った。
当時も、その後生まれ変わってからも、次女とラブラブ。
千百年ほど前の北インド激動の時代に、
わたしの息子として貴族(王族に近い)の家に生まれて若くして殉職。
その後わたしの形見の宝剣に入ってしまったきり出られなくなったとかで、
アンテイーク?歴史的貴重品?としてヨーロッパを旅行してから、
宝剣が壊れたと同時に日本へ向かってなんとかかんとか旅してきたそうです。
生まれる前からヒンズー教の偉い人に「神の使い」と言われていた。
当時かなり開眼していた彼氏によって、アカシックレコードで調べた秘蔵の神様の名前をもらう。
その神様は風の神様だそうだけれども、当時の戦火によって歴史から完全に消えてしまったらしく、
名前も恐ろしく長いため、愛称以上は現時点では彼氏にも解読不可能。
実際霊的にも神レベル。ただし人間から見ればだと思うので、詳しくは本人にしかわからない。
口喧嘩して勝てる相手ではない。十五歳。
3:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:39MYgF3iqV0
次女(生前は日本生まれ、二百年くらい前?)
長男と同じく、一番古いと思われるわたしの過去世で、わたしの跡継ぎのような立場だった。
当時は危うい立場にありながらも長男に助けられ、無事に生涯をすごしたと思われる。
その後も生まれ変わって長男と結婚したり、わたしの娘に二回なったり。
百年か二百年前に、当時お寺にいたわたしの彼氏(当時は女性だった)の下で勉強していたことがあり、
彼氏とは本当の姉妹のように仲が良かった。
長男溺愛、最初に帰って来た時の台詞は「彼さえいれば何もいりません」。(元)お母さんいろいろ大ショック。
ふんわりした性格、推定年齢十五歳。


三女(六百年ほど前?モンゴル遊牧民にて育つ)
過去世にて、わたしが東ローマで歌手として過ごしていたころの二人目の娘っだった。
当時の一人目の娘は次女だったので、彼女の実の妹に当たる。
その後生まれ変わってモンゴルの遊牧民育ちだったわたしの義妹になる。
恐らくキリスト教徒女性と、それを襲ったイスラム教徒男性の間の子だった。
追われる身となった実の母親から当時のわたしの母親に託された形で、
彼女自身が物心つく前からうちにやってきた。
小さい頃から人種差別の被害にあったりと、苦労して育った優しい子。
青い瞳と長い金髪が自慢のはつらつとした子。ラピスラズリが大好き。
最近長男によって成仏に必要な過程を終えた。
推定年齢十三くらい?一回十九歳と申告してきた三女が時を超えて遊びに来たことも。
4:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:41MYgF3iqV0
四女(生前は明治時代に生まれる予定だった)
過去世でのわたしとの直接的なかかわりは今のところ未確認。(全部見れたわけではないので)
千〜八百年ほど前のヨーロッパにて長女の妹として生まれ、
その後は江戸時代にて商人の家に長女の娘として生まれたことも。
甘いものと、うどん、ねぎなどが好き。納豆が大嫌い。
長女がべたべたに甘いため、包装が開いているものは食べてもいいものと最近まで大きな勘違いをしていた。
動物は大抵好きだが、お気に入りの遊び相手は犬二匹とカラス。長男の次に飛ぶのが早い。
今のところ、足し算引き算掛け算割り算の理屈自体は覚えた。あとは実践のみ。
長女に似て、時折ものすごく核心をつく。頭のいい子。
推定年齢七歳?江戸時代に近い状態のときは十歳ちょい。


犬二匹
黒い子が兄、白い子が妹。現代にて最近亡くなった。
物に入ってしまったまま困っていたところをリサイクルショップにて偶然拾う。
黒い子はもともと長女と末娘がヨーロッパで姉妹だったときに二人の家で飼われていた。
やってきたときは子犬サイズだったが、その時に戻ったせいなのか一週間ほどで大きい犬に。
今では末娘を背に乗せて走れるサイズらしいが、同時に現代でのつらい記憶は封印してしまった模様。
白い子は黒い子の妹だったことがあった様子。
最初にうちにやってきたとき、牛乳をあげた際の一言が「ぼくこのうちの子になる!」。
実際には兄共々長女の家にてお世話になっている。
こちらは育つのがゆっくりの模様。末娘がおかあさんのように世話をしているとの報告を受けている。
5:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:43MYgF3iqV0
精霊さん
白い子と一緒にリサイクルショップにて拾う。
正確には、リサイクルショップで「拾わされた」リラックマのぬいぐるみに精霊さんが入ったらしい。
(買った当初には何も入っていなかったのを彼氏もわたしも確認していた。)
お話している精霊さんは一人のようだけれども、
実際には数十の精霊さんがリラックマに入っているらしい。
しゃべっている子はその数十のなかでも若輩らしく、およそ千二百歳と言っている。
年長になると一万歳くらいは軽く超えてしまうようで数えようがないうえ、
霊的な格も変わってしまい、若い精霊とは会話がなりたたなくなるらしい。(多分人間とも)
八百年ほど前にわたしが巫女さんと占い師を体験した過去世にて、知り合ったそうだけれども、
実際には他にもいろいろあるんじゃないかと思われる。
お話している精霊さんはとんでもない性格なうえ、わたしが生まれてからずっとそばにいたそうで、
「一緒に見てた」ということでドラえもんやジブリなどのアニメすらよくご存じ。
彼氏に通訳させておきながら下僕扱いするのはローゼンメイデンの影響らしい。精霊強い。
生まれ変わりがない点など含め、人間とは勝手が違いすぎる存在。
聞きたいことはたくさんあるけれども、
彼氏の通訳がないと複雑なお話は成り立たないので(しかも疲れるらしいし)ゆっくりと交流中。


子供たちはお人形に入っていて、犬二匹と精霊さんはぬいぐるみに入っている。
彼氏に会う前から手元にいてくれていたのは、長女、長男、末娘の三人です。
実態がわからなかったり、一度入っていたものがなくなったりはしていたけれど、精霊さんもですね。
6:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:45MYgF3iqV0
守護霊さまのひとり(姉)
千九百年前?とにかくそれくらい昔の日本にて。
わたしが長男と次女に会った過去世の次の生まれ変わりのとき、
わたし(姉)の魂を二つにわけることで双子の姉妹になる。
現世に残っているわたしが当時の妹で、守護霊として人間の格を超えて修行を続けるのが当時の姉。
とある妖怪に立ち向かうために、神様に役割分担をするよう言われた様子。
そのまま人間として生まれ変わる役を引き受けたわたしは、
当時妖怪に取りつかれていた家の命令で生贄として焼かれた。
この時わたしに火をつけたのは、命令に逆らえなかった兵士の一人だった彼氏だった。
姉はその後、おそらく彼氏の手を借りることで、危うい立場ながらも当時の生涯を全うした。
守護霊さま、というととても神々しいイメージだし、
子供たちも「金色に輝いている」と証言するけれども、
時折冗談ながらも彼氏を脅したり、案外とっつきやすい。姉ですからね。
赤い着物におかっぱで切りそろえた黒髪の女の子。
恐らくわたしが焼かれた当時の姉のままなんだと思われる。着物は当時はなかったでしょうが。


彼氏
わたしの同居人の中で唯一生きてる人間。
わたしより霊力が強いため、みんなとの会話もより自由にできる。でも疲れるらしい。
わたしひとりだと複雑なお話は解読できないので、彼氏に通訳してもらう形でみんなの情報を得た。
夢占いができたり幽霊がたまに見れたりする程度だったわたしを、
アマチュア程度の霊能者までには成長させてくれたのも彼氏。
過去世でも何度かわたしに会っていて、いわゆるソウルメイトというやつなんだと思われる。
7:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:51MYgF3iqV0
脇役として、うちの妖怪も一応スペック。
わたしの家系と過去世に強く縁のある妖怪。
親玉は通商黒い骨。見たままなんですけどね。

わたしの一番古いと思われる過去世、
恐らく日本の九州のあたりにて、谷に住む悪神として恐れ崇められていた。
代々シャーマンを集落の長だかなんだかの偉い人として、生贄を谷に落としていた。
当時シャーマンとして上の立場にいたわたしもまた、生贄を選んでいたらしい。
その習慣を断ち切るために、最期の生贄としてわたしが自分から谷に飛び下りた。
その後長男と次女の手によって完全に悪神への生け贄の習慣が途絶え、
それから散り散りになっていったと思われる。

その散った妖怪の一人が取り憑いた家が、二度目の過去世でわたしを生贄として焼かせた。

それでも精霊さんと知り合った占い師時代には、
この家の当主を倒すことで、一時的に妖怪を封じ込めることに成功したらしい。
その時一緒に封じ込めるために働いた男性には、
妖怪の呪いなのか跡継ぎとなれる男の子が生まれなかった。
そのため婿養子を取ってしまい、霊的には女系の家となる。
この時代では一緒に封じ込めることとなった男性と結ばれることはなかったけれども、
恐らく彼は長男の父親の生まれ変わり。

この家は今のわたしのご先祖様にあたり、現在の直系はわたしなのだと思われる。
勿論この直系というのは霊的な話でわたしと彼氏が調べただけのものなので、
歴史的に見て確証が得られるものではないはず。

他におもな妖怪が三人。わたしと彼氏は冗談半分で四天王と呼んでいる。
8:見習い占い師 ◆0OBDdAOWnxoH [sage]10/06/25(金)10:52MYgF3iqV0
長いスペックは以上。

みんなと生活していてわかったことをいくつか書いてみますね。

彼らには彼らで、霊界の世界の一つにおうちを持っているようです。
持っているというか、生きていた時代のコピーみたいな世界に生きているというか。
記憶の中で存在し続けているみたいです。

うちの場合は長女が明治時代に住んでいた家に長女と末娘の親子が暮らしていて、
三女がそこにやっかいになっているそうです。

三女は遊牧民だったせいか、死後気が付いたら草原のど真ん中にヤギ二匹と一緒にいたそうです。
お邪魔することが決まった時、草原を歩いて行ったさきにポツンと長女の家が現れたとか。

その世界では普通に雲もあれば雨も降るそうです。
それなりのお金持ちに養われていた生活が明治の長女には当たり前だったためか、
当時の状況のまま、お店の人が食べ物や布などの日用品を持ってきてくれるそうです。
犬二匹もそこで生活しています。

長男と次女ちゃんは長男の世界で同棲ですが、
思念体として存在しているそうで姿かたちははっきりとしていない世界だそうです。

霊もご飯を食べることはできるようで、彼らが口にしたものは味が消えたり変わったりします。
フレーバーティだとただの水になるし、コーヒー牛乳だとただの甘い液体になります。
お酒は飲んだ霊によって味が変わるようです。
ヨーロッパ各地を巡ってきた長男曰く、
どの国の酒蔵でもそこに住んでいる霊が味を決めているそうです。

物質自体がなくなるわけじゃないので、お店から勝手にいただいてきたりもするそうです。
本人たち(おもに三女)は「買った」と言い張っていますが、
勿論勝手に持ってきているだけのようです。
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